前回に引き続きMPC製、旧エアフィックスのAnti-Tank Battery、OPEL BLITZ AND PAK 40です。
たしか日本のツクダからも販売されていた時期がありましたな。
ミニスケのブランドというのはどうも不安定であっちへ行ったりこっちへ行ったり、
うっかりすると同じものを買ってしまったり。
私のミニスケ出戻りの記念すべき第一作目です。
このキット、エアフィックスの比較的後期の作ではないでしょうか?
同社製品の中でも(いや、他社も含めた全ミニスケキットの中でも)
間違いなくトップクラスにランクされる出来だと思います。
エアフィックスといえば完成後の雰囲気はいいもののそれなりに手間のかかる
通好みのメーカーというイメージがありますがそんな先入観を吹き飛ばす組み立てやすさ。
モールドは繊細、プロポーションも言うことなし。
フロントグリルのエンブレムになんとOPEL BLITZの刻印が入ってます。
シャーシ、ドライブトレーンの再現が特にすばらしく完成後見えなくなるのがモッタヒナヒ。
強いて難点をあげれば荷台の板の合わせ目が凸モールドになってることくらいですが
細いのでそんなに気になりません。
ミニスケ入門者にも安心して薦められる好キットです。
一作目ということで今見るといろいろ不満があるのですが・・・
作例は車幅表示棒、ドアミラーのステーを金属線で作り変え、(ミラー自体も薄く作り変えればよかった)
フロントウインドウと三角窓にOHPフィルムでガラスを再現しただけです。
前照灯のスリットは彫る自信がなかったので黒いデカールを貼ったんですがこりゃーイマイチでした。
塗装は電撃戦の頃からの歴戦の老兵って感じでジャーマングレーの上からダークイエローのインクスポット迷彩に。
PAK 40の方は脚のもち手を金属線で作り変え、ホイールはスポークタイプですがプレス製のものにしたかったので
フジミのI号戦車付属のPAKからコンバートしています。
(2003,10)
Anti-Tank Battery完成品ギャラリーへ