‘FUJIMI VALENTINE’



車体は細かくパーツ分けされており、斜めの面を付き合わせる箱組みですが寸法精度がよく、そんなに苦労しなくてすみます。
底面にまず前後左右のパーツを組み、しっかり乾いてから上面パーツを接着、隙間があきそうなところは輪ゴムや洗濯ばさみで押さえる。
何よりフジミには珍しく履帯の穴と起動輪の歯がちゃんと噛み合うのがうれしい。
長さもちょうど良く、華奢な足回りにストレスをかけることもありません。

塗装はいつものように考証無視で、以前DAK用に考えていた塗装を試してみました。
筆によるチッピングよりも繊細な表現が可能かと。

1、下地にラッカーのグレーを吹きつけ。
2、ポスターカラーのサンドイエローを薄く吹く。
3、水で濡らした爪楊枝でサンドイエローを引っ掻いて塗料の剥がれを表現。
4、デカールを貼るところを中心にアクリルのクリアー吹き付け。
5、デカール貼り。
6、全体にフラットクリアー吹きつけ。
7、油彩のこげ茶でスミ入れ。
8、アクリルのフラットクリアー90%、バフ10%に混色したものを車体下部にグラデーション状にふきつけ砂埃を表現。

最近、800円のSWAシリーズに続き500円のシリーズも値上げの噂があり、本当なら実に残念です。
フジミに特別な思い入れを持つ者として。
どうしてもというならジオラマベースを付けてワンカットシリーズ復活を望みたい。
お願いします。

(2010/1)