「007/ダイヤモンドは永遠に」 (71英)
「ボンド役者」といわれるのが嫌になったショーン・コネリーが降板し「女王陛下の007」に抜擢されたモデルのジョージ・レーゼンビーが不評を買って、再び復活したコネリーボンドの正規シリーズとしては最後の作品。正確には「サンダーボール作戦」を再び映画化した「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で三度復活してるんだけど。
本作は宇宙に打ち上げた衛星でパラボラみたいな反射板を作り、衛星から発射したレーザー砲を屈折させて地上を攻撃するという、いわば「宇宙戦艦ヤマト」のガミラス軍が持っていた“反射衛星砲”みたいな兵器を巡る戦いなのだ。この兵器は後に北朝鮮と戦う「ダイ・アナザー・デイ」でも継承されていました。
んでもコレは007シリーズの中で1.2を争うテキトー感漂う作品でした。続くロジャー・ムーアの「死ぬのは奴等だ」「黄金銃を持つ男」も結構アレだったけど、ムーア三本目の「私を愛したスパイ」は今でもシリーズ中の最高傑作だと思っています。
皆が好きで止まないジェームス・ボンドにショーン・コネリーが戻ってきて「ゴールドフィンガー」と同じジョン・バリー作曲、シャーリー・バッシーが歌うテーマも凄く良かったです。