「007/消されたライセンス」
ティモシー・ダルトンのジェームス・ボンドは最初の「リビング・デイ・ライツ」とコレの
2本だけ。
本当はもっと沢山出るはずだったのに、映画化権の問題か何かで暫くシリーズの映画化が見
送られていた時期で、もっと稼げた? はずなのに不運というところか。
まぁ今じゃ名作と言われてる「女王陛下の007」なのに当時非難ゴーゴーで1本だけで降板
したジョージ・レーゼンビーのが可哀想かな。
でも実際本作はそれまでのシリーズ中で最低の興行収入だったというから〜まぁ失敗の部類に
ゃ入るんですかね。
でもそれはティモシー・ダルトンがどうというより、はやり第一には内容の問題じゃないかと
も思うけど……。
長年続いたロジャー・ムーアの後を継いで若返りを図った新ボンドだったのだけれど、宣伝と
か見るにつけ当時全然観る気がしなくって、ダルトンのボンドは2本とも観に行かなかったんだ
よねぇ……。
テレビでやった時初めて見たんだけど、お話はちょっと異色で面白いんだけど、なんかやっぱ
この人がねぇ……真顔はちょっとキレがあるって非情な感じも良いんだけど、笑うとなんだか下
品でねずみ男みたいだよねぇ、ウヒヒヒ〜って感じだ(笑)。
お話は毎度の様に諜報部からの指令を受けて任務に当たるというのではなく、ボンドの
私生活での友人の仇をやっつける為に諜報部員としてのライセンスを消されてでも単独敵と戦っ
て行くというもの。
だ〜からちょっとシリーズの基本からはかけ離れていて、私的な復讐編と言った感じだ。
コレをよしと観るか否かが評価を分かつところかな。
オレは……オレは……あんまし好きではありません(スンマセン)。