「1941」

 スピルバーグの作品は全部……いやディカプリオの「キャッチ・ミー……」は見てないんだった。
 監督作は殆ど見てると思うんだけど、これはロビン・ウィリアムスがピーター・パンをやった「フック」 の次に詰まらなかったです(笑)。
 あ、あと「ミュンヘン」も随分面白味に欠ける映画でしたけど、アレはちっと毛色が違いますやね。

 スピルバーグ始めて(唯一?)のドタバタコメディで、試写会の時例の「ジョーズ」で冒頭喰われたの と同じお姉ちゃんが、浮上してきた潜水艦の潜望鏡につかまってお尻丸出しで上がっちゃうシーンで大爆 笑に包まれたものの、その後全く受けず! 笑い声も起きなかったことに随分ショゲてしまったという 逸話がありますねぇ。
 やっぱしスピルバーグはお上品すぎて、こういうスラップスティックなコメディは向かないのかもね。

 海に突っ込む観覧車に乗ってる腹話術の人とか、映画館で「ダンボ」見て泣いてる将軍さんとか結構楽 しかったけど。
 何と言っても世界のミフネの大ボケ振りが一番笑えますよ、日本の潜水艦の図面とか乗組員の軍服とか がいい加減だったので、三船は自分で資料を揃えて持って行ったらしいけど(さすが黒澤組)でもあのボケっ ぷりはなんだか悲しさを誘いますね(苦笑)

 そもそもミフネはスター・ウォーズのオビワン・ケノビー(実はダース・ベイダーだったらしいですけど) 役のオファーが来てたのに「こんな子供向けの映画には出れない」って当時全く無名だったジョージ・ルー カスの依頼を断ってしまった!
 んで後に天下のスピルバーグとは言えこんなショボイ役で出てしまったなんて……まぁ歴史に「たら」 「れば」はないけれど、もしミフネのオビワンが実現していたならば、新シリーズでの若き日のオビワン 役も誰か若手の日本人俳優が演じていたかもしれない……と思うとなんとも勿体ないですねぇ。
 しかしミフネが蹴った役をかの大名優アレック・ギネスがやっていると言うのも凄い話だが。

 あ……これ「1941」の話でしたね(笑)ハイこの映画も勉強になります、日本が真珠湾を攻撃し、 太平洋戦争が始まったのは何年ですか? 1941年ですね、ハイこれでひとつ年号が覚えられました。

 オレこれ封切りの時友達と二人で初日の明け方まだ暗いうちから映画館に並びに行ったんだけど、途中 で警察官に「ちょっとボク〜こんな時間に何処行くの〜?」と止められたのを覚えています(笑)。



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