「50回目のファーストキス」

 こぉれ良いですよ〜ちょっと奇抜な恋愛物でした。

 主人公のアダム・サンドラー(笑)は田舎町で可愛い女子ドリュー・バリモアをナンパするのだが、実はこの女子、ちょっと変わっていた。

 それと言うのも、次の日同じ店で顔を合せてもとんとシカトするし、なんでだろうと話し掛けてみたら「アンタなんか知らない!」と言う……。

 実はこの女子、幼い頃に事故にあったせいで、記憶が一日しか持たないという……つまり、一日が過ぎると昨日のことは何も覚えていないのだ!

 こんな状況設定の中で、彼女を本気で好きになった主人公はあの手この手で彼女に自分の存在を認めて貰おうと奔走する……。

 こおゆうのって、そんな設定は割と思いつくんだけど、その後の展開をどう盛り上げるか……ってことで尻つぼみになっちゃうことが多いですよねぇ。

 その点本作は彼女の家族のこととか、こんなことになった彼女の心情はどんな物なのかとか、よく考えられて展開して行くのが良いですよ。

 そりゃやっぱしフィクションですから〜途中オヤ? ってことも無くもなかったのだけれど、総じて心に響く楽しい企画モノでした。

 ドリュー・バリモアのちょっと足りなさそう(失礼)な可愛いらしさもキャラに良く活かされていました。

 あと余談ですけど、コレと似た設定でビル・マーレーが出た「恋はデジャブ?」って映画もふざけた企画モノかと思いきや、笑ってるうちに心に響くとっても良い作品でした。



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