「GENOCIDE THE GALAXY DRIVE」

演劇サムライナンバーナイン 第6回(2004年8月26日高円寺明石スタジオ)

これはこれは懐かしい唐十郎芝居(って唐さんまだ現役でしたね、失礼)演出も装置も役者の雰囲気も全てが 唐十郎の模倣。でも思いがけず楽しかったデス。ただちょと物語のメリハリが・・・ず〜っとテンション高くの照明・音楽 激変は良いのだけれど、なんか一本調子のべつ幕無しで眠たくなってしまった。唐の芝居は決して退屈しないぞ!  コレはどうしてなんだろうと思ったのだけれど、台本ですねぇ。舞台は戦時中の満州国、そこに記憶を失った「津山三十人殺し」 の犯人と、その犯人と無人島で二人で育った妹との近親相姦愛憎劇が絡む・・・と言う唐らしい時間と空間を飛び越えて 無理矢理こじつけたワールドが展開するのだけれど、すっごく無理があるのと唐の世界の様な胸に迫る情念がハズレ ていた。まぁあんまし比較して批評してしまうのもどうかと思うけど、ここまで世界観を模倣していると比べずには いられないよねぇ・・・。ん〜でも結構楽しみましたけどね「ほほ〜」ってな感じで(笑)



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