「A.I.」

 コレは待望のスピルバーグの新作で、しかも久々のSF作品とあって期待が膨らみました。  ……けど皆さん観た方、評判悪かったですね(笑)オレもこれ、アレレ……でした。

 ラストがねぇ……どうも釈然としなかったですよね。この企画は元々キューブリックがやっ ていたのを死んじゃったのでスピルバーグが引き継いだそうですけど。

 まぁスピルバーグなんだから「ピノキオ」をモチーフにしてることなんか映画ファンならす ぐに分かって来ますよねぇ、それをわざわざピノキオの話がコンピューターから出て来るのが 白けたよなぁ……ああ言う風に元ネタをバラす事程無粋なことは無い。

 聞くとコレはかの画期的大傑作「未知との遭遇」以来のスピルバーグのオリジナル脚本だっ たらしいけど、ダメだったよなぁ……あの宇宙人みたいな未来人? が絶対によくない!

 まぁオレはそもそもこの「シックスセンス」の子役があまり好きではないので(失礼)ちょ っと素直に観れなかったってのもアリかもだけど。

 内容的にも子供向けなんだか、大人向けなんだか中途半端だったしね、伊武雅刀に似てる女 性向けのセックス用ロボット(ジュード・ロウ)とかも出て来るし。

 ある雑誌でコレと石森章太郎の「人造人間キカイダー」の比較をやってたけれど、我等がキ カイダーの方がよっぽどロボットについていろいろ考えさせられる哲学的命題に満ちていた。

 原作者も実写によるリアルなリメイクを渇望してたらしいけど、日本じゃ無理なのかなぁ……。

 ともあれ今世界のトップを走るスピルバーグ監督。この後「マイノリティ・リポート」〜「 キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」〜「ターミナル」となんか作風乱れてないかい?
 そんなに連作しなくても良いから、せっかく尊敬してるクロサワみたく一本一本納得の行くま で完璧に仕上げる様な作り方をして欲しいもんだよなぁ。



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