「エアポート'77 バミューダからの脱出」

 ウヒー懐かしいっすねぇ(泣)ジャンボジェットの事故でパニックになる「エアポート」シリーズは1970年のその名も「大空港」を皮切りに75年の「エアポート75」そして本作が3本目。

 今回のジャンボジェットは何と海に潜っちゃう! 海底に沈んで誰にも発見して貰えない飛行機の中の人々の脱出劇なのだ! このシリーズは後にかのイギリスのコンコルドが飛行中に窓を開けると言うドロンの「エアポート80」や、もう何だか忘れちゃったけどあまりに空高く飛びすぎて宇宙に飛び出ちゃうのとか、もう何でもやってくれってな展開になってくんだけど、その何でもな展開の口火を切ったのが本作だったかもしれませんねぇ。

 そしてこのシリーズのもうひとつの特徴は大掛かりな仕掛けやスリルを煽る様な演出に反してあんましドキドキしないことだ。それと凄いオールスターキャストね、だって本作なんてあーた、ジャック・レモンにジェームス・スチュアートですぜ! それだけ聞いたらどんなに上品でウィットの聞いたヒューマンドラマでも見せてくれるのかと思うじゃないですか、それがジャンボ機海にドボンですぜ! 凄いっすよ。

 それにこの頃よっぽど仕事無かったのか、かのクリストファー・リーが実に詰まんない役で出演してたんじゃなかったかな。それにジャック・レモンは何と主演の機長で全くコメディ要素も無く一番活躍するタフガイ役なんですぜ!

 その相手役は何故かかのバイオレンス映画「ウィークエンド」で見事な暴漢からの犯されっぷりで少年たちをピンコ立ちさせたブレンダ・バッカロ!

 そんなに面白くもなかったのによ〜く覚えている作品なのも無理もないでしょう(笑)。



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