「アマデウス」
こぉ〜れ嫌な映画でしたねぇ(笑)。
音楽に限らず何かしら芸術に関わることを志した経験のある方なら痛すぎますよねぇ。って言う
か小学校だって音楽の時間はある訳だし「才能のある無し」ってことは誰しも少なからず実感とし
て感じたことがあるのではないかな。
そりゃ才能が「ある」人は良いですよ、どうして同じ人間に生まれて来て、片やどんなに努力を
しようと誰にも認められず! 片や遊び半分に気楽にスラスラ〜っとやってしまう人が世間から大
絶賛を受けてたりする……って現実にありますからねぇ〜幾らでも。
それこそオレなんてサリエリの最たるものですよ、って言う程苦労もしてないけれど。
だ〜けど何年(何十年?)経っても目の出ない者にしてみれば、ここで描かれるモーツァルトみ
たいなヤツに近くにいられた日にゃ〜そりゃ殺意も芽生えるってもんですよ。
このサリエリの気持ちが痛い程分かってしまうことが悲しすぎますねぇ(泣)でも殆どの人は凡人
な訳だから、ここでの主役はあくまでサリエリなんです。だから最後にサリエリに「許す、みんな
を許す…」と言われても、なんだか嫌〜な気分ですやねぇ(苦笑)。
この映画は本当に凄いと思ったけど、一度観たきり二度と観てません(笑)。
あ〜今でも思い出す、自分の作った曲は全然知られていないのに、モーツァルトの曲はちょっと
口ずさんだだけでも「あ、それ知ってる」と言われた時のサリエリの敗北感!
コレ凄いですねぇ〜この監督、ミロス・フォアマン言うんですねぇ(淀川風に)あの「カッコー
の巣の上で」撮った人ですねぇ、見事でしたねぇ、しかしこの作品、なん〜ともコワいコワい映画
を作ったものですねぇ〜。