旗揚げしてから３回目の公演に挑む全員２０代（多分）の若い劇団。デパートの変身ヒーローショウに出演する スタッフたちが繰り広げる本番に向けてのテンヤワンヤ。所謂舞台裏モノで、あれやこれやの難題が次々と起きてそれに 対応するメンバーたちのドタバタがレイ・クーニー的に展開する。台本はオリジナルながら一幕で怒涛の展開が良く書けて いるなぁ・・と思ったのだけれど、やっと台本が完成したのが本番間近だったらしく、随所に稽古不足が感じられて残念。 まぁ次々に公演を打つことで観客をつかんで行きたいっての分かるんだけどねぇ・・・せっかくやってもやっつけ仕事じゃ クオリティーは下がるばかりだよ。オレじゃないけど何年かに一本の上演じゃ客が着かないのかもしれないけど、出来れば しっかりした台本が完成してから稽古の時間をたっぷり取って、完成度の高いモノを見せて欲しいなぁ・・・凄く可能性 を秘めてる劇団だと思うので、今後に期待ですね。ただ台本に関して言わせて貰えば、登場人物の男たちにはそれぞれ見せ場 もあってキャラ設定やドラマも書き込まれているのだけれど、女性の役がみんな中途半端でキャラクターにも魅力が無い！ これでは役者が可哀相だなと思った。作者は若い男なのかな？ もっと女性を書ける様にならないと作品世界は広がって 行かないぞ。なぁんてね、偉そうなこと書いてスマソ。