「バルジ大作戦」
懐かしい懐かしい60年代の大戦争スペクタクル!
オレは小学生の時、たしかゴールデン洋画劇場か何かで高島忠夫に「来週は凄いです
よぉ〜」とかってあおられて夢中になってテレビに向かってた気がする(笑)
んでも当時から? プラモデル少年のオレはこの作品に出てくるドイツの戦車(劇中
ではタイガー戦車としか表現しない)を見て「ドイツの戦車にあんな丸い砲塔の戦車は
ないぞ!」と生意気に突っ込みを入れてたけど。
実際ドイツは敗戦国だから、戦車もそうは残ってなかったんでしょうねぇ。「トラ・
トラ・トラ」 でもゼロ戦の代わりにアメリカの戦闘機を使ってたのと同じですね。
きっと撮影用に大量に用意出来た実物の戦車がアレしかなかったんだろうな……と今
考えると分かりますよ。
実際ドイツのキング・タイガーとかはアメリカのシャーマン戦車とかを一撃で大破さ
せたりしたんでしょうね、ガンダムで言うモビルスーツの性能の差みたいなもんなので
しょう、当時も戦争描写のリアリティーに鳥肌が立ったものです。
チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダはもちろんなんだけど、とにかくこの
映画はロバート・ショウです!
ドイツの将校に扮して戦車隊を指揮するんだけど、このなんと言う男らしさ!
この人はイーストウッドとかとはまた違った意味でどの映画でもすっごく男らしいん
だけれども、この映画でも戦争とかドイツがどうとかを超越した厳然たる存在感で他の
ハリウッドスターを圧倒していましたね。
言ってみれば 「スターウォーズ」 の主役はやっぱしダース・ベイダーだったみたいな
物かな(ちょっと違うか・笑)。