「ベスト・キッド」
アメリカの少年カラテ映画。とは言え監督はかのロッキー第一作を撮ったジョン・G・アビルドセン! だから本気です! 少年がカラテを習う老人のミヤギと言う名前は剛柔流空手の創始者である宮城長順から来ているし、実際そのワザも剛柔流の型が取り入れられています。
ミヤギ老人が箸でハエを取ろうとしてる描写とかもあって(笑)結構製作者は日本の武芸者や武術のことに詳しいんじゃないかな。
アメリカ人がカラテと言うモノに対して持ってるイメージと言うか憧れみたいなモノが良く感じ取れますね。娯楽としても面白く出来ていて、敵役の悪役カラテ道場「コブラ会」と言うのが笑えます、黒い道衣を着てて、先生が恐くて試合に負けると殴られるんですから(笑)
最後の試合の「鶴の構え」みたいなのは中国拳法みたいでヘンだけど、ミヤギ先生の教えとかは楽しいですね。同じスポ根モノでも日本のみたく暑苦しくなくて爽やかにまとまってて、それもアメリカらしいと言うところかな、シリーズ化されて4まであるらしいけどコレしか見たことないや。