「ぼくのバラ色の人生」

 コレは本当に可愛らしい(笑)自分の子供が男の子なのに女の子の格好ばっかししたがる(笑)何故? どうして? ウチの子供は変態なの? と両親は翻弄されるのだけれど、息子は女の子の様にオシャレをしたいのが至って自然な気持ちだし普通なのだ。

 物語は最初そんな息子を普通の男の子にしたくて両親が奮闘するのだけれど、ことごとく失敗し、もう本当に嫌になってしまうまで双方共に追い込まれる。でもお母さんは最後に気付く「この子はこの子のままで良いじゃないか」と。その気が付く様が「母親であるが故に」であるところが泣かせるし感動がありました。

 まぁたこの男の子が女の子みたいで愛らしいんだ(笑)勿論この子役あっての成功ですね。それとこんな子供を持ってしまった親御さんの葛藤! ドラマの主役はお母さんです。そんな物語がいかにもヨーロッパらしい(ベルギー・仏・英の合作)ウィットに飛んだ描写で見せる、良質で本当に心温まる作品でした。


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