「カプリコン・1」
この映画面白かったよなぁ〜ピーター・ハイアムズの傑作ですね。
オープニングのジェリー・ゴールドスミスの音楽からもうカッコ良くってゾクゾクした。
ロケットの月着陸のシーンとかって僕等の様な庶民はテレビでしか見られませんよね。だから
それがもしテレビ局とかで作られた「作り物」だったとしても分かりませんやね。
それがもしインチキで作られたトリック撮影で、実際にロケットは宇宙に行ってなかったら!
と言うお話。
物語はNASAが火星着陸を成功させて国家予算をたくさん貰う為に、発射間際の火星行きロ
ケットから乗組員三人を拉致して火星の地表のセットに連れ込み、火星に着陸したかのようなト
リック撮影に付き合わせようとする。
その陰謀を世間の人に知らせる為に逃げ出した三人を捕まえようと組織の殺し屋たちが追って
来る……。
砂漠を歩いて逃げるんで三方に分かれて行くんだけど、それぞれ捕まったら発炎筒を打ち上げ
て知らせようと約束するんだけど、一人、また一人と捕まって……そして最後の一人は……。
その経過が実にスリリングに展開するのだ。
途中出て来る小型飛行機乗りのテリー・サバラスが良い味だしてインパクトあったなぁ。
77年の英米合作作品でした。60〜70年代ってこう言う面白い作品がいっぱいあって、今作
られてる映画の殆ど全ての原型がこの辺りで出尽くしていると言えますね。本作もきっとリメイク
されるのではないかな。