「カリフォルニア・ドールス」
地方を回って巡業する二人の女子プロレスラーとそのマネージャーの物語。って変わってるでしょう? いや〜
面白いんですコレが! 女子プロレスラーの二人を演じた役者は分からないんですけど(失礼)本物のレスラーにトレー
ニングを受けて本格的です。それにマネージャーを演じるのはかの刑事コロンボ! ピーター・フォークその人ですよ。
い〜や〜ここでのピーター・フォークは良いです! それにそれに監督は60〜70年代映画の黄金期に活躍し「北国
の帝王」(大好き!)や「ロンゲスト・ヤード」等骨太な男のアクションを撮ったロバート・アルドリッチなんですよ
ー面白い企画ですよねぇ。この作品は何と言っても主役のレスラー二人が女と言うのがミソです。男の世界を描いて
来た監督が男をそのまま女に置き換えただけじゃ詰まらないですよね、本作はちゃんと女だから……と言うところを
掘り下げてドラマを構築してるところが面白いです。地方を回って巡業して、プロレスだから厳しい世界ですよね、そ
れに女の子だし……そんな二人を励ましたり叱咤したりして引っ張って行くのがピーター・フォーク。オレ女子プロレス
何てその昔ビューティー・ペアーをちょっと見たくらいで(古すぎ!)まともに観たこともないんだけど、この作品の
見せ場はやっぱプロレスの試合シーンで、ラストは熱い闘いもあって感動しましたよ〜。