「コーラスライン」

コレは有名なブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、「ガンジー」等を監督して俳優としても 「大脱走」のリーダー役で有名なリチャード・アッテンボローが監督しました。しかしあろうことか! オレこれ 観に行った時、ミュージカル映画だとは知らなかったんですよ(恥)それでね、普通のドラマだと思って映画を 観始めた訳ですよ、封切りの大映画館で。そしたらあのオープニングでしょ、ミュージカルのオーディションの為 に続々と集まってくるダンサーたちの、車で渋滞している通りの様子とか、進行して行くオーディションの様子が カットバックでカッコ良いアップテンポのリズムに乗って、凄い興奮させる出足でしたよねぇ、それでようやく 出演者たちが揃って、舞台に並んだと思ったら・・・なんだか急にみんなソッポ向いて歩き出して唄いだすんだよねぇ ・・・アレ? もう時間を越えて完成した舞台のシーンに移ったのかな? ヘンだよなここで急に唄いだすなんて・・ と思ったんだけど、それでもまだミュージカル映画だから、と言う理由に気付かず、なんだかヘンな映画だ なぁ、いつまでステージでのオーディションのシーンが続くのかぁ・・・と違和感アリアリで 観続けたのでした。オープニングの高揚感から意気消沈したまま淡々と続くダンサーたちの素性とか 思いとかが代わる代わる描写されて行くんだけど、結局最後まで作品のコンセプトが分からずに終わったので した(苦笑)いや〜そりゃダメですよねぇ。観る前に予備知識を持ち過ぎると言うのも考えもんだけど、形式 さえも知らずに観てしまうと言うのも訳分かんなくてダメなんですねぇ。ミュージカル舞台の映画化と言う ことが分かってて観れば理解出来て楽しめたハズなんだけど。オレこの教訓が活かせず後にマドンナの 「エビータ」で同じ失敗 を100倍のスケールで味わうことになるんですよねぇ(大苦笑)まぁ不思議な世界に迷い込んだ様な体験は 出来ますけどねぇ。だけどさぁ、リチャード・アッテンボローの監督作品って、古くは「遠すぎた橋」とか 最近の「チャーリー」とかも、すっごい詰まんなかったと思わない? オレ出世作の「ガンジー」さえソックリ さんを使って実際の時間軸通りに事実を追ってるだけで、ちっとも面白いと思わなかったんだけど。まぁ本作の場合本場の 舞台を観たことないから比較することも出来ないけど、もしかしてそもそもが詰まんない作りの映画だったんか もしれないねぇ。。。最後のオーディション発表の時の小どんでん返しと小柄なアジア系の女優さんが可愛ら しかったことはちょっと印象に残ってますけど・・



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