「クリード チャンプを継ぐ男」
シリーズもかれこれ７作目。またやるんかい……と思ってたけど、観た人の評判を聞くと〜コレはきっと良いだろうと思って観に行きました。
おお〜あの胸を熱くさせたロッキーの試合の興奮が！ 涙が蘇える！ やれやれ！ やっちまぇえええ〜〜〜〜。
「クリード」って何のこっちゃと思っていたら〜何とあのアポロ・クリードの隠し子なんだって。よくまぁこんな苦しい後付けを仕組んだことよ（笑）
「スターウォーズ」に押されて影が薄いし、かつてのヒーローの次世代物という点でも被るけど、作りとしちゃこっちのがずっと美味いですよ。
何よりも今回主人公クリードの設定が良い。自分を捨てた父アポロを恨み、ワルガキになって少年院で暴れていた〜父親の本妻に引き取られ〜しかし金持ち生活をかなぐり捨ててでも拭えないボクサーの血……そんな葛藤を抱えた主人公にしっかり感情移入させることで、彼にアドバイスする我らがロッキーの存在が光り出す！ コレはと〜っても上手い作りですよ！
応援してくれる彼女との出会いも。アパートで騒音に文句を言いに行ったら〜思わず可愛い顔〜お互いの夢を語る〜もいい（笑）
癌を受け入れて治療はしないというロッキーと、そのことで拒絶されたと感じるクリード……相手を思うが故の二人の軋轢〜抗がん剤治療するロッキーの横でトレーニングするクリードの２ショットが実にビビット。
そして憎らしい敵キャラとアウェイで闘うこ〜の試合の盛り上がりこそロッキーだぁ！ しかしあくまで主人公はクリードだからお決まりの「ゴナ・フライ・ナゥ」も掛からない！ でもクライマックスでクリードにファイティングスピリッツが伝授され、あのファンファーレが鳴り響くのもグーだ（号泣）