「ダーク・ハーフ 襲いかかる復讐の影」
原作スティーブン・キング! 監督ジョージ・ロメロ! ロメロってゾンビしか作れない人かと思ってたら大間違
い。この人は他にも状況設定から非常に面白く出来ている映画をたくさん作っている監督ナノダ。もちろんゾンビは最たる
モノだったけれど、死体が動き出して生きている人間を喰う、と言うシチュエーションそのものが映画だった。他の作品で
も「ナイトライダーズ」とか、翌週この枠で放映される「モンキー・シャイン」もその特異な状況設定そのものがもう映画
として面白いノダ。ロメロはそう言う映画にしたら面白い着想を作る才能のある監督なんだと思う。ただし、本作に関して
はそう言ったロメロ特有の面白い状況設定よりはキングの原作のテイストの方が勝っていて、もちろんこの映画面白いんだ
けど、そのオモシロさはキングの原作によるところが大で、ロメロは原作のテイストを再現することに忠実な監督として腕
を発揮している感じですね。だけど面白いですよ〜