「デイズ・オブ・サンダー」
「トップ・ガン」で大ブレイクしたトム・クルーズが「ハスラー2」「レインマン」「カクテル」
と大活躍を始める中で「トップ・ガン」の戦闘機をレースマシンに乗り換えただけ? な感じの、言って
みればトム・クルーズらしい作品でした。監督も同じトニー・スコットなんですね。今観ると「トップ・ガン」
なんて単純でひたすらUSネイビーのカッコ良さと音楽でノリノリなだけの作品でしたけど、当時観た
時ゃカッコ良くってねぇ〜やっぱ男の子ですから(笑)んで本作のトムもカッコ良い向こう見ず兄ちゃんブリ
を発揮してますけど(バイクに乗った登場シーンとか笑えます)
ストーリーがねぇ、お決まりの向こう見ず兄ちゃんが友人のレース事故で鬱状態になって、
そこへ綺麗な女医さん(二コール・キッドマン!)のフェロモンに救われて勇気を取り戻して行くと言う。
まさに定番な展開でした。下手すると毎度このパターンで「トム・クルーズ物」と言うジャンルになりそう
だったところを、オリバー・ストーン「7月4日に生まれて」やシドニー・ポラックの「ザ・ファーム
法律事務所」果てはかのキューブリック「アイズ ワイド シャット」にまで出演して一生懸命演技の幅
を広げ、今のスターの地位を獲得したんでしょうね。しかしてこの作品、確か夏休み映画で謳い文句は「
スカッと、トム・クルーズの夏」とか何とか書いてなかったかな、でも本作はどちらかと言うとトムよりも
彼を助けるトレーナー的な役割のロバート・デュバルの存在が作品を支えていると思いました。それと本作で
始めて日本に名を広めた? 女医役の二コール・キッドマンは本当カワイコちゃんで悪く言えば添え物的な
役割だったけど、この線の細いお姉ちゃんがその後あんな大女優になって行くなんて想像も出来ませんで
した(失礼)