「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

 シリーズ第5作は評価が一番低いですけど、スッゴイ面白かったですよ。

 そもそも第三作でもうアレでしたから〜むしろリラックスして観たのが良かったのかもだけど。とにかく始まってすぐアレよアレよという展開をのべつ幕無しアクションで繋いで行きながら息子のことや悪役との絡み、チェイス、裏切り、どんでんとスピーディに繋いでいくのが楽しかったですよ。

 ダイハードらしくないって言う向きもあるかもだけど、そもそもダイハードらしさって何でしょう? 超高層ビルという限定された空間で、たまたま居合わせて妻を人質に取られた一介の刑事さんが孤軍奮闘するという……おおよそシリーズを意識してない単体の発想を無理やりシリーズにした時点で不自然なワケで。

 それを逆手に取って「何で俺ばっかし毎年こんな目に遭うんだ」ってボヤくことで観客を乗せてたんだけど、やっぱしキツイですよね。残るはマクレーン刑事のキャラ頼みだったけど、各作品によってシチュエーションがガラリと変わればキャラもそのまんまではいられない訳で……ってよく解んなくなってきましたが(笑)

 ん〜でもこの皆さん評価の低い第5作、オレは結構楽しみました。90分と短いし、突っ込みどころに気付かれない様にガンガン飛ばしちゃえみたいな。

 確かに後から考えると都合の良い偶然とかヘンなところも多いかもだけど、見ているうちは楽しめました。



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