「エド・ウッド」
ん〜〜もぉ〜〜大好きで大好きで(泣)こんなに愛しい映画が他にあったでしょうか?
コレを見た時はエド・ウッドなんて映画監督のことちっとも知らなかったんですけどね。
この人は実在の人物で「史上最低の映画監督」と言われた人。
映画会社のプロデューサーを口八丁手八丁で騙し、まるで自主映画みたいな吸血鬼モノ
や宇宙人モノ等、チープな作りの映画を沢山作ってた監督さんなんです。
それをさすがマニアックなティム・バートン監督+主演ジョニー・デップのコンビが描く
この作品。もう可笑しくって可笑しくって、また映画を作ることの楽しさに溢れていて最
高ですね。
特に8ミリとか自主映画の製作に少しでも噛んだことのある人なら絶対ウケルと思います。
思うにエド・ウッドは確かに最低の映画ばかり作ったのかもしれないけど「史上最高に
映画作りの楽しさを味わった」監督ではないかと思いますね。
この作品の大ヒットで当時渋谷のユーロ・スペースで実際にエド・ウッドが作った作品を
特集上映していて、本作に登場する三作品オレ全部見に行きましたからね(笑)
もう満席の場内は爆笑の渦なんだけど、オレ泣けて来てね(笑)そう、映画作るって本当
楽しいことなんだよな! ってエド・ウッドの気持ちが時空を超えて伝わって来てね。
最近の「チャーリーとチョコレート工場」とかも楽しかったけど、オレ的にはティム・バ
ートンの中でダントツに好きですね。
あとテレビの「スパイ大作戦」でお馴染みだったマーティン・ランドーが落ちぶれた吸血
鬼役者ベラ・ルゴシ役で良い味を出していて、アカデミー助演男優賞を取ったんですね。
エド・ウッドが撮影所から巨大なタコの作り物を借りて来たんだけど、モーター持って来る
のを忘れたので、マーティン・ランドーに「自分で動かしてタコと戦ってくれ」って言うん
だけど、このシーンの爆笑が忘れられません。
アメリカのアカデミー会員さんたちはしっかり見る目を持ってるなぁ……って関心させら
れましたね。