「エクソシスト ビギニング」

何だかんだ言っても凄い モノは何十年経っても語り継がれて残って行く、その例のひとつが「エクソシスト」だよね。あの作品の凄さ は、この手のホラー映画ってバケモノが出たとたんにチャチく、嘘臭くなってしまうものなのに、最後まで 嘘臭さを感じさせずに現実の様な恐怖を味あわせてくれたこと。あんな映画は稀にしかない。あと 思いつくのはロメロのゾンビくらいか……。だから今でも話題だし、コレの前年ディレクターズカットの リバイバルヒットを受けての新作だったのだろうか。今回は以前の「エクソシスト2」「3」の様な後日談 ではなく、まるで スターウォーズのエピソード1よろしくマックス・フォン・シドーの演じたメリン神父の若き日(っても そう若くないのだけれど)の、後にリーガンに乗り移って再び戦うことになる悪魔バススとの最初の出会いと 戦いを描く内容。これはやっぱり興味深い。けどちょっと思うのは、スターウォーズは紛れも無くジョージ ・ルーカスの考えた世界の話で、エピソード1や2はそもそもスターウォーズのサーガとして最初から考えられて いた物だけれど、このエクソシストビギニングってどうなんでしょう? 制作も脚本も第一作とはまるで 被ってないようですけども。やっぱりまるっきり後付けのストーリーなんでしょうか。全ての謎が解かれる とか言ってるけど、そもそもあった話ではなくて後から付け足して考えた過去なんでしょう。それでもまぁ興味持って 観たけれど。第一作を観て知ってる人でないとキツイかもしれませんね。あとアフリカでメリン神父が悪魔 の遺跡を発掘する描写は第一作や第二作にもチョロッと出てたと思うのですが、それとの関連性はどうなん でしょう? ま〜たこりゃビデオ借りて見直したくなっちゃうよな(笑)それにしてもオレが観た時は初日なのに 映画館ガラガラでした。メリン神父役の俳優は名前知らないけどなかなか性根が座ってそうで渋かったですね。 最初にキャスティングされていながら恐がって降りちゃったと言うリーアム・二ーソンなんかよりずっと作品 が締まって良かったのかも。最後にひとことで感想をまとめると「こんなもんかな」ですね(笑)やっぱオバケ でて来ちゃうととたんにリアリティ無くなりますね、どんなにCGの技術が発展しようとも、そう言う問題じゃな いんだよな。



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