「フォレスト・ガンプ 一期一会」

1950〜80年代と言う、第二次世界大戦後〜ベトナム戦争〜の中を生きる 知的障害者ガンプの生き様を通してアメリカの激動の歴史を描く? ってなコンセプトなのかな。コレ アメリカの人が見れば懐かしい歴史「ああ〜アレもあったコレもあった」ってな感慨もあって見れるんで しょうけれど、オイラたちには関係ない。のでひたすらガンプのキャラクターの可笑しさ、暖かさに見入 って「一期一会」なガンプと出会う人たちのストーリーを追って行く感じだ。でもある種ステロタイプな このガンプの知的障害者と言うちょっと可笑しくて、でも心はとてもピュアーなキャラクターはトム・ ハンクスの熱演もあって、途中面白いエピソードも一杯あって、嫌味なく楽しく見れるのだけれど、 で〜もやっぱし引っ掛かるのは、他の方たちも言ってますけど、この知的障害者=皆心が綺麗。と言う フィクションの中だけの図式にはもう騙されませんよねぇ。ここでのガンプの描き方にも、余りにもガンプ が直情的でひたすら優しいのはそりゃ癒されるとか言えばそうなんだけど、もう本当に只それだけっての がね、深みが無いと言うか何のヒネリも無いと言うか、誰かの言う様にガンプの目を通してアメリカの 激動の時代を描きたかったのでは? と言うなら別にそれだけのことなんだけど、何かね〜アカデミー賞 総なめと言うには我々日本人としては何か見応えに欠けましたよねぇ〜まぁ確かに観ている間は楽しかった のだけれど。途中ガンプと出会ういつもエビの漁の話しばかりしている黒人の友達と、ベトナムでガンプに 助けられたけど両脚を失った上官(ゲイリー・シニーズ)のエピソードが浸透でしたね。



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