「疑惑の影」

 こ〜の1943年作品は、かの淀川長治さんが始めてヒッチコックを 認識した作品で、試写室で観たあとに「上手いなぁ〜」と皆で顔を見合わせ たとテレビで言っていたのを思い出します。

   主人公は女の子で、自分の家に遊びに来た叔父さんが実は殺人犯かもしれな いということを知り、どうにかして確かめようとするのだが……。

 こ〜の良い人にも悪い人にも見えるジョゼフ・コットンが凄い! というか ヒッチコックの演出の妙技ですよねぇ〜。

 もう70年も前の映画ですけれど、この日常の中に突然発生するサスペンス ! 観客も主人公の女の子と一緒になってドキドキし、謎解きに興じて、本当 面白かったですね。
 70年も前というのも凄すぎです。



リストに戻る