旗揚げからずっと応援してるオレ的には一番お勧めの劇団です。彼等の旗揚げ作品はフジテレビ「演技者」 で取り上げられた程凄いんです。んで今回の作品、題名が良いですねぇ、面白そうです。でも実はオレ作・演出の辻野 氏とは縁あっていつも前もって完成前の台本を読ませてもらってしまうので、厳密に言うとここで書いてる他の劇団み たく初見の感想とは言い難いんだけど、でも本当観て損は無いと思います。特に普段あまり芝居とか観ないけど、ど んな物か一度観てみたい・・みたいな人にお勧めですね、ちゃんと訳が分かって、大笑いしてホロリとさせる、かと言 って吉本や松竹新喜劇みたくベタではないし、二ール・サイモンみたく気取ってもいない。強いて言えばやはり作者の 辻野テイストとでも言いましょうか、心地良いんですよ。で今回の作品はと言うと、正直台本読ませて貰った段階では 「ちょっとどうかな・・・」みたいなところも多かったのだけれど、完成した舞台を見たら危惧は消えましたね、いや、 コレは演出と役者さんたちの力でしょう。完成台本は少し変わっていたけど大部分は読ませて貰ったそのままで、一番 心配してた各キャラクターの個性のメリハリがセリフはそのままなのにしっかりと区別されていた。読んだ段階でオレ の想像していたサニーさん所属の役者さんのイメージとメンバーが入れ替わっていたり、何よりファーザー役に客演で 出演された役者さんのイメージはオレが思っていたのとは大きく違っていたのだけれど、それでいて読んだセリフその まま見事にキャラを具現化されていた。始めて見る役者さんだったけど、キャリアと言うか技量を感じました。キャラ メルボックス所属の役者さんと言うことですが、オレ正直キャラメルの芝居よりサニーの方がずっと好きです。コレ今日が 初日で３１日までやってますから、楽しい思いがしたい人、少し人の情に飢えてる方、コレ良いと思いますよ。非常に 取っ付き易い芝居です。まぁ正直オレも物書きの端くれなんでこんなのヤラれると悔しい思いもあるんだけどね。あと 余談ですがカーテンコールで役者の成瀬さんがしゃべってた時思ったんだけど、この劇団て辻野氏も含めて大坂勢が多い んだよな、せっかくだから一度全員大阪弁とかの芝居もやってみては如何でしょうか・・・。