「グッバイガール」
今だに信奉者の多いアメリカの劇作家二ール・サイモンの代表作のひとつ。かの 「東京ラブストーリー」 の原作者柴門
ふみの ”柴門(さいもん)”は二ール・サイモンから来てるんですよ。オレはサイモンの映画用のオリジナル脚本の中では一番
好きかな。子持ちのシングルマザーと売れない脚本家(苦笑)との恋愛。都会の片隅でたまたま同じアパートに住むはめになった。
見果てぬ夢を見ながら暮らしている大人の男女の出会い・・・。この作品でリチャード・ドレイファスはアカデミー賞を取ったん
でしたね。確か屋上でパーティーかなんかするシーンがあったと思うけど。素敵だったな。オレはコレ観た時はまだ10代だった
と思うんだけど、大人として生きることの過酷さ、辛さとその反面の出会いや人間同士のふれあいの暖かさって言うか、良かった
なぁ。そしてこの子役! 女の子だったと思うけど、今でこそ 「渡る世間は・・」 等で使われている ”大人勝りの子供
の楽しさ” を発明したのはサイモンだったんじゃないかな、と思う。とにかくこの子供がポイントです。