「グレムリン」
この頃スピルバーグ製作で監督は違う人がやると言う「スピルバーグ印」な作品が量産されてました
ね。
やたらファンタジーや冒険SFみたいな作品ばかりでロバート・ゼメキスの「バックトゥ・ザ・フュー
チャー」なんかもそんな中から生まれた作品でしたね。
本作は「ハウリング」等ホラー系な映画が得意なジョー・ダンテ監督です。
一方この頃当のスピルバーグは何をしてたかと言うと「カラーパープル」とか「太陽の帝国」とか、自分だけ文芸感動大作みたいな作品作ってグレード・アップを図っててずるいですよねぇ(笑)
本作のグレムリンは可愛い可愛い動くヌイグルミ。
たしかお祭りの夜店か何かで怪しい中国人が売ってるのを主人公が買って来る(んだったかな?)んだけど、この不思議な生き物を飼うには三つの約束があって、その1「夜中にエサをやらないこと」その2「水をかけないこと」その3「……なんだっけ?」
とにかくその約束ごとを守らないと可愛いグレムリンが変身して悪いバケモノグレムリンになって、しか
も大量に繁殖して悪さを繰り広げる……このCGなんか無かった時代のグレムリンのなんと可愛らしくて本当に生きている様な造形の素晴らしさよ!
毛なんかフサフサしてて瞬きとか耳とか目の動きとか良く出来てましたね。
オレここでよくCGをバカにしてるけど、決してCGが全て嫌いと言うわけじゃないんですよ。ただこう言う想像上のクリーチャーとかはCGよりも良く出来た作り物を上手く操演してる方がず〜っと温かみがあると思いません?
スターウォーズのヨーダだって新三部作のCGより「帝国の逆襲」の人形ヨーダのがずっと本物らしかった。
「ゴジラ」だって着ぐるみだから良いんでしょう。って話が逸れましたけど、この作品本当楽しいですよー思えばコレが封切りの年はちょうど「ゴーストバスターズ」と9年振りに復活した「ゴジラ」があって「3G対決」なんて言われてましたね。全部観に行ったっけ(笑)。