テレビアニメのヒット作から火が付いた熱狂的なブームってのが、オレの見て来た中で3回あった。最初が「
宇宙戦艦ヤマト
」次がこの「ガンダム
」そして3回目が「エヴァンゲリオン
」だった。
最初のヤマトは夢があるけど今
観ると余りにファンタスティックで荒唐無稽な部分も多かった。最近の
エヴァンゲリオン
は完全にアニメオタクと呼ば
れるナヨナヨして内気な男の子たちが楽しんで救いを求めて見る様な内容で、後半は全く支離滅裂で作品とは言えない
ような内容だった。
しかしこのガンダムシリーズ
を見よ! なんと言う作品としての完成度! 考えに考え抜かれた世
界観! 人物設定! それまでのアニメ世界の単純な勧善懲悪の世界を超越したなんと言うリアル! メカ設定の血沸
き肉踊る洗練されたデザイン! アクション! まさにこの作品は画期的だった。
作者の
富野由悠季
さんの力量なのだろうけど、これは素晴らしかった! この
映画3本
はテレビシリーズ
全43話
のダイジェストになってるんだけど、これは上手くまとまっていてこの3本を見れば
第一シリーズガンダム
のストーリーが全て分かります。
これが流行った頃
からチマタにオタク
と言う言葉が沸いて出始めたんだけれど、この3本をじっくり観てみれば彼等が何故そうまで
オタク
に走ったかが少し理解出来るんじゃないかな。