「ヘブンズ・プリズナー」
アレック・ボールドウィン主演のハードボイルド。この徹底した強さ、タフガイ振りには痺
れる! でもアレック・ボールドウィンてスラリとした二枚目でカッコ良いんだけど意外とこう言う
役柄少ないんだよね。それはともするとただの二枚目としてジェームズ・ボンド的な扱いを受けかね
ないんであえて悪役や情けない系等の高度な演技力を要求される役を選んで出演してるのかな。自分
では演技派を自認しているらしく、確か前に「レッドオクトーバーを追え」の続編への出演を蹴って
ブロードウェイの舞台に出てたこともあるらしい。アレはその後ハリソン・フォードでシリーズにな
っちゃったものねぇ。思えばハリソン・フォードって「レイダース」の時も最初のオファーを蹴った
人のお陰で自分のシリーズを獲得してるし、運の良さってあるんですねぇ。しかしこのアレック・ボ
ールドウィン、「摩天楼を夢見て」の強烈なビジネスヒール振り、「ザ・ワイルド」の卑怯者振り、
「マイアミ・ブルース」でのリアルなチンピラ振り等、見る度に違うキャラの役作りが芝居に対する
取り組み方を感じさせて良いですね。彼にとっては本作もそんな作品群のうちの一本なのでしょう。
カッコ良く強いタフガイ振りは見事でした。