伊賀忍法帖

里見八犬伝 」の前の年に同じく角川映画 で制作されたこの作品は、言わば「里見…」の前哨戦的な意味合いがあったのでしょうか? 

 これって確か「汚れた英雄 」と同時上映で、こっちの方が評判が良かったんじゃないかな。

 とにかく忍者同士の戦いとかがアナクロな特撮で、口から色の着いた液を吹き出したり、飛んだり、あと妖術で渡辺典子さん の首を美保純さん の首とすげ替えて犯したり……等々グロな、でもチープな分味わいのある描写が好きでした(笑)

 忍者の役者さんたちも佐藤我次郎さん源公 !)とかみんな良い感じでオドロオドロしい、特に成田三樹夫さん がサイコー! 

 最近リメイクされたけどオリジナルと全然違った作りになっている「赤影」もこの乗りでやって欲しかったなぁ……と思った。アンチハッピーエンドのラストも良い感じの後味悪さがいいなぁ〜(笑)



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