「スター・ウォーズ ジェダイの帰還 特別篇」

 コレを特別篇でなく「帝国の逆襲」を経て3年後に始めて観た時の感想を思い出すと……
「あんなに大騒ぎして凍らされちゃったハン・ソロが余りにもあっさり助かっちゃってドッチラケ! ボバ・フェットのあっけなさも「そりゃねえだろう」と言いたくなる。
 そして何だあのヌイグルミ丸出しのクマちゃんたちは! 何でハン・ソロはファルコン号を操縦しないんだ? ダース・ベイダーが怖くない!(オレ的にはコレが一番致命的だった。もう最初っからベイダーのオーラが弱く、ラストが見え見えであった)。

 ヨーダも顔見せたと思ったら死んじゃうし、始めて登場した皇帝のキャラが余りにも詰まらな過ぎ!
「帝国の逆襲」で皇帝の映像にベイダーがかしづいてるからどんなに凄いヤツなんだろうと思ったら、なんだアレは? まるでショッカーの死神博士じゃん?

 ラストも何だか弱過ぎのルークに「お父さん、助けて」とか言われて日和るベイダーには全くピンとこなかった。
 そんで瀕死になってルークに助けられてマスクを取った時はドキリとしたけど、何だあのおっさんは?」そんなこんなで、この特別篇でなく初公開時に「ジェダイの復讐」として観た時は文句タラタラで不満だらけな作品だった。

 しかーしコレが特別篇三部作になって、三本まとめてスター・ウォーズとして見直した時には、変えられたエンディングがこの作品のラストと言うよりシリーズ全体のラストとして変えられたからだと思うけど、感動したんだよねぇ〜。

 コレは今にして思えば絶対に「帝国の逆襲」と続けて見なきゃダメですね。3年も待たされてから観たから怒り心頭だったんでしょう。
 やはりコレなくしては完結しなかったんだな……と言うことが良く分かります。

 新三部作を観た後で見直すと、きっとラストでルークの目に映るヨーダとアナキンとオビ・ワンのスリーショットは涙モノなのかもしれませんね。



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