「時代屋の女房」
細々と営業している貧乏な古道具屋にある日、素性が謎だけど物凄い綺麗なお姉さんが風の様に舞い込んで来る。
そしてそのお姉さんを抵抗なくこれも自然の成り行きの様に受け入れる古道具屋のオヤジ(渡瀬恒彦)との触れ合いを描く物語。ここでパラソルを揺らして春風の様に登場する夏目雅子のなんと現実離れしていて、それでいて何処かで会ったことのある美人さん……振りの見事なことよ。
翻弄される渡瀬さんのどこかボクトツだけれど優しいオジサン振りも良かったですねぇ。オヤジの寓話ですね(笑)物語は突然いなくなったり現れたりするこの女の素性を探そうとするオヤジの行動で展開するのだけれど、確か最後まで真実は分からずに謎のまま終わるんじゃなかったかな、なので尚更夏目雅子の輝きが鮮烈だった様な気がしますね。