「ジョニー・イングリッシュ」

 ミスター・ビーン版「裸の銃を持つ男」

 悪役のジョン・マルコビッチが良い(笑)金が掛かってて大掛かりで大音響 の大画面でこんなにバカバカしいモノを観ていると言う状況に笑える。

 そこはやはり映画なんだねぇ。んでも面白さのテイストとしては当然テレビ のビーンとは全く違う。
 ウンコとか汚いところはそのまんまなんだけど(苦笑)テレビのビーンの楽 しさはまずなにより身近で誰でもしてる普段の日常生活の行為から切り取って ビーンの仕草で笑わせること。
 そして彼はいつもひとりで行動していて、殆ど言葉を発しない。全てをジェ スチャーで表現する、特に小さなクマのヌイグルミとの遣り取りが俺は好きだ ったな(笑)

 ところがこの映画でのビーン(イングリッシュ)はよくしゃべります。セリ フ回しもなんだか可笑しいんだけど、きっと本当のニュアンスは字幕では伝わ って来ないんでしょうねぇ……。

 回転寿司を食べるシーンで妙な日本語で笑わせるのはきっと日本の観客への サービスなんでしょう。

 映画版のビーンもよく喋ってたけど、その分作品の面白さをビーンひとりで 担うウェイトが低くなっていた気がする。
 テレビのビーンはあくまでビーンの仕草と行動が魅力の全てだったのに対し て、映画はそのストーリーやビーン(イングリッシュ)に翻弄される周りの人 たちや悪役など、事件の成り行き等が面白さの要素になっているからねぇ。

 まぁでもコレ家で寝転がって観るにゃそ〜と〜楽しい映画ではありますよ。



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