「髪結いの亭主」
♪映画をみる〜な〜ら〜フランス映画さぁ〜♪ と昔甲斐よしひろが歌っていたけど(古すぎかな・笑)やっ
ぱり良いんですよ、フランス映画は! オレは快楽至上主義者なんだけれど、映画の気持ち良さはこの世で最高の快楽
だと思ってる(クスリはやったことないんで分からんが)気持ち良さって理屈じゃないんだよね、映画は人の心を描き
出すモノだから、人の心は理屈では言い表せない、でもそれが伝わってくるから気持ち良い・・・この映画のストーリ
ーも普通に考えたら「ええっ? なんで!?」となるのだけれど、そこはやっぱり人の心理なんだよねぇ・・特に本作
の場合女性の。この映画を大好きだと言う女の子が多いと言う事実。内容は将来髪結いの女性と結婚したくてしょうが
なかった少年が大人になって、普通にオヤジになるんだけれど、なんと念願の髪結いの美人妻と結婚することが出来て、
もう毎日が幸せで幸せで嬉しくて嬉しくて仕方がない、もうじっとしていられないくらい毎日トキメいて踊りだしちゃ
う(笑)毎日毎日踊る踊る、滑稽だけれど人の生きる喜びって素晴らしいね、こんなに愛されて、毎日毎日愛されて幸
せな幸せな奥さんが突然取るこの行動!!!! しばし唖然カッ喰らって呆然としてしまうのだけれど・・・これこそ
が映画だよね、衝撃がなくて何が映画だ。でも本当に後からジンワリ心に響いてくるモノがあって泣けて来てしまいそ
う。ただ理屈じゃない映画って、ともすると伝わらない人には全く面白くもなんともない作品になってしまうから。さ
てアナタはどうでしょう?・・・この映画、このラスト。どんな風に感じるでしょうか、オレは本当にこの映画が大好
きだと言っていた女の子のこと、今でもしみじみ思い出します(笑)。