「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
この題名で主演はミッシェル・ファイファー。なんかコテコテのラブストーリーみたいなんだけ
どコレ、良いですねぇ〜〜〜大好きだな。
ジェフ・ブリッジスとボー・ブリッジスの実の兄弟俳優が演じる売れない兄弟ピアニストがミッ
シェル・ファイファー演じるこれまた売れない歌手とトリオを組むことによってブレイクするんだ
けど、これがやっぱり女ひとりに男ふたり……ってことで三角関係になっちゃうお話。
冴えない兄は昔から才能があってモテる弟にコンプレックスを持っている。弟は本当はひと
りでもやっていけるのに兄のことを思い遣っていつも身を引いている。
ファイファーはジェフのことを好きになるんだけど、やはり自分を思っているボーの気持ちも、
またそんな兄を思い遣るジェフの気持ちも分かるので思い悩んでしまう……。
直接的に気持ちをぶつけなくとも分かるこの三者三様の気持ちのやりとり! それが手に
取る様に伝わって来るのが何とも気持ち良い。コレは脚本の力ですねぇ。ファイファーはオレ
的には数少ないハリウッドで好きな女優さんです。
結構しょーもないメル・ギブソンとかのラブ・コメにも出てるけど、「レディ・ホーク」や「危険な関
係」とか良かったですね。
この作品では歌は本人が歌ってるのかな? 音楽もジャズを中心にとっても良くて、昔車持っ
てた頃はよく運転しながら聴いてたもんです。特に「ファニー・バレンタイン」が最高。コレは本当
に雰囲気が素敵で、でもムードだけでなく三人の主人公たちの気持ちが痛い程観ている者に
伝わる見事な作品でしたねぇ。
だーい好きです。