この寅さん
は大爆笑系の一本でもあるんだけれど、オレ的には
吉永小百合
の次に好きなマドンナ
竹下景子
の初マドンナ
作品なのです。
マドンナとして最多登場は言わずと知れた
リリー浅丘ルリ子
、一番好きな吉永小百合は唄子
は唄子と言う同じ役名で2回登場するんだけど、竹下さんの場合これを含めて3回登場する度に違う設定
の違う役名で出ています。
でもこの時の、寺の一人娘で出戻りの、弟を心配する哀愁あるお姉さんの竹下
さんは良かったなぁ……それと、おそらくこの作品からじゃなかったかな、寅さんのそれまでお決まり
のパターンだった「一方的にフラれる」じゃなくて、マドンナは明らかに寅さんを慕って好きなのに、寅
さんは何故か踏み切れなくて袖を振って去ってしまう! 新パターンが始まったのは。切なかったなぁ
……たしか駅のホーム(バス停?)で行ってしまう寅さんの袖かなんかを行って欲しくない景子さんがつ
まんで引っぱるんだよねぇ「ええっ! こんなことが!」と思ってると寅さん気が付かないのか行ってし
まうんだよねぇ……でもなんか、新しい発見と言うよりは「ああ、寅さんって人はこうなんだ……」っ
て説得力もあって、これが後のシリーズで寅さんがいつまでも結婚出来ない所以として描かれて行くんだ
よねぇ……切なかったなぁ〜……終映間近の空いてる池袋の映画館で、一人で観たっけなぁ……