「マッチポイント」(05ウディ・アレン)
ウッディ・アレンの“コメディ”と“シリアス”のシリアスの方の作品。
この何年か前の「重罪と軽罪」を観た時のええ〜! という驚きからまたブラッシュアップした様な、観客は犯人の側に立って、殺人の隠ぺいが上手くいくか……とドキドキするという趣向。
それまでの感覚だと必ず最期は捕まって「ああ〜やっぱり悪い事をすればこうなるんだなぁ」というのが定番だったのだけれど、それがあーたwww
そうですよね、法律なんて所詮人間がコミュニティを保っていくために皆で決めた約束事なので、真理でもないし、絶対的な効力がある訳でもない。
法律によって人がどうなるかということも、その人の運命ということが出来る訳で……
こ〜のエロイ愛人と出世の為に必須な妻の間で揺れ動く身勝手な男! あれもこれも欲しいのだから仕方が無い。まぁそれも分からないでもないからねぇ。
世の中にはこうやって自分の罪を裁かれずに生きてる人もきっといるんでしょうね、でもこの主人公、罪の重さには生涯苦しんでいくんでしょうかね。