「マディソン郡の橋」

 コレの原作本がベストセラーになった時、オレも友達に借りて読んだんですけど、その時は確かにロマンチックな話ではあるけれど、たったの4日間のうちに出会い、恋愛して別れた相手のことが生涯忘れられない思い出となるだろうか?……ってことにリアリティが感じられなくって、どうも嘘っぽい話だなぁと思った。

 なのでこのクリント・イーストウッド監督による映画の公開時にも、それまでのイーストウッド色とは毛色が違ったこともあって観に行かなかったのでした。

 だけど後にテレビ放映されたのを観てみたらあーた。コレ原作小説よりも映画の方がずっとリアルで本当の話みたいで凄い良かったんですよ!。

 それはこのメリル・ストリープという女優さんの魂とイーストウッドのなんとも素敵なおじさんが織り成す芝居によるところが大でしょう。

 原作は結構鼻白んで読んでしまったところあったのに、映画では泣けましたからねぇ。そりゃ勿論メリル・ストリープという女優さんも凄いけど、やっぱりイーストウッド監督ってなぁ凄いんだなぁと思いましたよ。



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