「メリー・ポピンズ」

 楽しい楽しいディズニー1964年のミュージカル映画!

 ディズニーの実写映画ではコレがいいですよねぇ。それに実写とアニメの融合 というスタイルも、その後いろいろ作られていますけど、コレが一番楽しかった な。

 有名な話だけれど、かの「マイ・フェアレディ」はヘップバーンの代表作のひ ひとつに数えられているけれど、本当は舞台でジュリー・アンドリュースがやった 当たり役。
 それをヘップバーンに取られたことへのリベンジ的な出演だった。そして結果は その年のアカデミー主演女優賞をジュリーが受賞したのですね。

 それにしてもジュリー・アンドリュースと言えば何と言っても本作とやはり舞台 が原作の「サウンド・オブ・ミュージック」ですけれど、どちらも他所からやって 来た(本作では天井世界から)家庭教師という役どころなんですねぇ。

 「サウンド……」の方はまだ若い学生みたく可憐な感じだけれど、本作の方はもう ちょっと貫禄アリキな先生なので「サウンド……」の方が先なのかと思っていたら、 実は本作がジュリーの映画デビュー作なんですね。

 今の感覚からすると上映時間2時間20分ってちょっと長い感じするけれど、かつて 幼児向けのTV番組「おかあさんといっしょ」でお姉さんが歌うのを聴いて初めて 知った「チムチムチェリー」を始め「スプーン一杯の砂糖」「1ペニーがナントカ」 それにかの「スーパーカリー……」っておまじないの歌、ラストの「凧を上げよう」 まで、全編に散りばめられたミュージカルナンバーは今も時々聴きたくなりますねぇ。

 と言う訳で、本作は本当に楽しい楽し〜い、子供大喜びのミュージカル映画でした。



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