「メトロポリス」

 1927年(今から84年前!)に製作された伝説の超大作無声映画に1984年当時 「ネバーエンディングストーリー」等で大流行だった作曲家のジョルジュ・モロダーが 音楽を付け、モノクロ映像にデジタルで着色したバージョン!

 こ〜れを観た時ゃボーロボロ涙流してね〜感受性豊かなお歳頃だったんでしょうねぇ (笑)。

 何が泣けるって、当時でも57年も前に作られた無声映画に現代(1984当時)の映画人 たちが音と色を付けていると言う対話!
 無声映画の中で映像が語りかけてくる原初的な映像表現のシンプルかつダイナミック な表現!

 コレ観た時は20代で本当に映画の素晴らしさを貪る様に探求してた頃でしたから〜 オープニングで耳をつんざく様に鳴り響いて来たモロダーのテーマ曲でもうイってまし たね(笑)。

 まぁお話は未来を予測した世界の寓話と言うか、終わってみると楽観的でたわいも無 いと言えなくもないのだけれど、こ〜の半世紀も前の作者の思いがビビットに伝わって くる映画というものの凄さに感動して感動して、鑑賞中バカみたくずっと泣いてたよな 気がする(爆)。

 この頃「フットルース」に始まった多数のアーティストによるコラボ系サントラが 流行り始めた頃で、本作もフレディ・マーキュリーやボニー・タイラー等、モロダーの 他にも要所要所で場面に合わせて流れるアーティストたちの楽曲がどれも素晴らしく、 今でも本作のサントラを時々聴いてます。



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