「耳をすませば」

 スタジオジブリ作品ですが監督は宮崎駿でも高幡勲でもない新人? さんでした。そのせい? なのかなんと言う瑞々しさ、ほのぼのと言うか切ないと言うか、中学3年生のお話が本当に爽やかな春の風の様に展開して大好きです。

 「ベタすぎて見ていて照れる」と言う方もいるようですが、なんの時にはこうした照れくさい程の初々しさにどっぷり浸ってみるのもひとつの快感ですよ。

というか本作品の様な青春時代を過ごせなかった人が酷くコンプレックスを抱いてしまい「耳をすませば鬱」になる現象もあるのだとか(笑)。

 そりゃ映画みたく綺麗な思い出じゃなかったかもしれないけど、少年の頃初めて自分で一生懸命何かをやってみた記憶とか、誰でもあるんじゃないかな。

 今時こんな爽やかな涙を素直に流させてくれるアニメって他にそうないと思いましたね。



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