「泣いたらあかん 第二話」
貴楽屋(2003年4月12日ウッディーシアター中目黒)
商店街で男気のある旦那と食堂を営む御かみさんを主人公としたシリーズの第二段らしい。舞台は
食堂の店内で、そこに見習いとして叔父さんに押し付けられた出来の悪い甥っ子と、御かみさんの幼友達に
これまた押し付けられて転がり込んできた家出女子高生を巡る騒動が展開される・・・。昔の松竹新喜劇
をほうふつとさせる人情喜劇的な展開で、なかなかよく出来ていて楽しいけど。叔父さんに押し付けられた
甥っ子のバカぶりがいかにもベタで、可笑しいと言うよりイライラしてしまったかな・・・あと家出女子高生
もただ親に反発して、ってのがありきたりでシンドかった。それに教え諭す御かみさんもなんだか説教臭
くってヤだったなぁ(スンマセン)でも芸達者で憎めない御かみさんのキャラのお陰でまぁ持ったと言う
感じか。笑わせる場面で結構爆笑も起こっていたしね。でもイロイロなテンヤワンヤが最後には良く(無
理やり?)まとまって、こういうタッチが好きなお客さん達は楽しんでいたし、良い舞台であったのでは
ないかなと思う。でもなんら新鮮味はなかった。