「七本の色鉛筆」

木山事務所新人公演(2004年2月7日武蔵野芸能劇場)

30年前に書かれた矢代静一さんの戯曲を木山事務所に所属する若手研修生の卒業公演として上演。内 容は母親を亡くした七人姉妹の物語で、年老いたお父さんを中心にそれぞれの行き方や人生を描きつつ、末の六 女と七女の双子が実は父親が昔家に出入りしていた学生だったと言う事実が発覚して、それぞれの生き方に波紋 を投げかけて行く・・・みたいなストーリー。言わば「若草物語」や「細雪」みたいな感じでした。若手の女の 子たちみなさん良く頑張ってて好感が持てました。でも何よりは父親役の役者さん、キャリアと貫禄が滲み出て いて、どっしりとした存在感があり、父親の強さと優しさが漂っていて若手の芝居をしっかりと締めて落ち着き あるモノにしていました。



リストに戻る