「南極物語」
コレ当時大ヒットしましたねぇ〜観ましたよ〜満員の映画館で。最近の日本のヒッ
ト映画って 「踊る大走査線」 やその後の 「ごくせん」〜「ルーキーズ」 等、テレビ局
が製作した作品が多いけど、その流れを作ったのってフジテレビ製作のこの作品の
ヒットが大きかったんじゃないかな。
つい最近? の「もののけ姫」に抜かれるまで配給収入が日本一だったと言うの
も有名な話。
コレ今観るととってもとってもあざとくて、人間の都合で何の罪もない犬を苦しめて
おきながら、今度は商売の道具に使って(一匹ずつ死ぬ時にいちいち名前のテロ
ップまで出すんですぜ)……と人間の都合の良さに腹が立ちますけど、当時高校
時代観た時には感動しましたねぇ(笑)
雪の大平原をヴァン・ゲリスの音楽に乗ってタロとジロが疾走して来るラストは言
い様のない高揚感で溢れました。
ヴァン・ゲリスはこの頃 「ブレード・ランナー」 や 「炎のランナー」 の音楽も担当し
ていて、流行ってましたね、この作品のテーマ曲を聴くと生きる勇気みたいなものが
漲って、サントラ買ってよく聴いてましたよ。
当時朝ステレオのタイマーを掛けて起きるのがマイブームで、こ〜の曲なら勇気リ
ンリンで起きられるだろう! と思って朝から鳴り出すと、やっぱ寝起きって何聴い
てもうるさいんだなぁと思ったのを覚えています。
キャストも高倉健に渡瀬恒彦、伝説の女優夏目雅子、それにまだ出始めで可愛ら
しかった荻野目慶子と超豪華でした。