「ナッシング・トゥ・ルーズ」
この映画最高に笑えて面白いですよ〜。題名の意味は「失う物は何もない」家族と仕事を愛し
平凡に暮らすサラリーマンがある日あろうことか愛する妻が自分の上司とセックスしてるところを目撃
してしまう! 幸せな人生から一気にどん底に叩き落された主人公のティム・ロビンスは「もう失う物は
何もない」とヤケを起こして
会社の金を盗もうとするのだが、そんな彼をたまたま襲ったドジな強盗マーティン・ローレンスが、彼の
計画に協力することになって、ここからふたりの珍道中の冒険が始まる・・・そんなにスケールの大きな話じゃ
ないし、漫画チックな大人のコメディなんだけど、こんな映画に出ているのがかの「ミスティック・
リバー」や「ショーシャンクの空に」で主演男優賞を取っているティム・ロビンスなのだ。あの大御所がこの不運な男
を軽妙に演じているところが凄い。シリアス的にもコメディ的にも不運に見舞われていじけた男を
やらせるとピカイチのティムと、正反対に口八丁で終始調子の良いノー天気なマーティンのコンビ
振りが楽しい。あとやっぱしこの作品でキョーレツだったのは後半出て来るビルの警備員ですね
(笑)コレ実は監督本人らしいけど、防犯用のレーザー光線とハンドライトを振り回し、誰もいないオフィス
でひとりで歌い踊りまくるんですよねぇ、気持ちが分かるだけに爆笑なんだけど、実はコレを隠れてるティムとマーティン
が延々と見せられてると言う・・・いやぁ、面白かったですね♪