「ネゴシエーター」
なんだかもうエディ・マーフィの映画って面白いの無いじゃん! って感じなっちゃったけれど、97年の
本作はあまり知られてないけどなかなか面白かった。刑事物なんだけど、そのタイトル通り立て篭もった犯人との
交渉を専門とする刑事なのだ。でも本作の内容は特にその交渉場面がメインになっていると言うのでもなく、取り逃がした
犯人を追いかけて大アクションの追跡劇が展開する。特にサンフランシスコの坂道でケーブルカーがでんぐり返るカー
チェイスは本物の迫力で楽しいこと楽しいこと! 何でもアリのCGでない、まるで60〜70年代なアナクロな
スペクタクルに「あ〜久々にホントのアクション映画を観た」って気にさせます。マーフィの刑事っぷりも久々に
シャープだし、それぞれコケちゃった2大シリーズ「48時間」か「ビバリーヒルズコップ」にこのくらいのボル
テージな作品があればまだシリーズ続いてたかもしれんのになぁ・・と惜しんでしまう作品。