「ネバーエンディング・ストーリー」
コレはシリーズ化されて3まであるんだったかな? でも最初の本作以外はもうパッとし
ませんでしたね、って言うかこの第一作が95分と言うのは短すぎると思った。今思えばコ
レこそ最近の「ロード・オブ・ザ・リング」じゃないけど長い超大作にして欲しかったと思いま
すねぇ。「ロード・・・」なんかより数倍面白いと思うんだけど……。
主人公の普段苛められっ子で内気な少年が古本屋で見つけたファンタジー
本に夢中になってのめり込んで行く。映画はその本の物語の中の世界と隠れて本を読ん
でいる少年の現実とが交互に描かれて行くんだけど、それが次第に融合して……「人は
夢を見ることを忘れちゃいけない」現実の世界に埋没してしまって空想を楽しむ心を失って
はいけない……本の中の世界から美しい少年少女たちがこちらへ向かって訴えかけてく
る姿には涙が出ます。自分もいつの間にか頭の固い大人になっていたのかな……と思わされ
て。
ラストで起こる奇跡は映画ならではの感激で鳥肌が立ちましたねぇ。「ET」で自転車が空を飛ぶ
シーンの感激と似てたかな、でもそれを見て泣いてる自分って一方では「現実にはこんなことあり得ない
んだよなぁ……」と言う虚しさの涙でもあることを感じながら泣いていると言うのがちょっと悲しくもある
んだよなぁ(苦笑)。