「オデッサ・ファイル」
これは中学の頃かなぁ……テレビで深夜にやってたの夢中になって見た記憶が
あるなぁ。
戦争の歴史を学んだのは学校の教科書等では決してなく、映画でしたねぇ。
ナチスドイツの悪行を始めて知りショックを感じたのってこの辺りじゃなかっ
たかな。
特に将校役のマクシミリアン・シェルはこの他にもナチスの悪い将校役でたくさ
ん出ていて「誇り高き戦場」「戦争のはらわた」等……もうナチスの悪い軍人と
言えばこの人! 的な存在だった(笑)。
調べるとこの人はそもそも演劇の実力者で、ハリウッドに進出2本目にして
アカデミー主演男優賞を取った「ニュールンベルグ裁判」からしてドイツ側の
弁護士役で、当初から役回りが決定していた感がありますねぇ。
しーかし本作での、笑いながらユダヤ人を撃ち殺す冷血漢振りには、子供ながら
に恐怖を覚えたものです。
この作品、原作は当時知らなかったけどフレデリック・フォーサイスと言う大
ベストセラーだそうで、道理で面白いです。
話の展開が非情にサスペンスフルで、それで仰天の結末と、見た後の感慨もあ
って、名作ですよね。
名優ジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーの親父!)が最初に印象に残
った作品もオレ的にはこれだったなぁ。