「思い出のマーニー (14日)」

 よく知らないけどジブリの宮崎・高畑両御大以外の監督さんの作品。この監督は前に「借りくらしのアリエッティ」を作った人で、実は「千と千尋」の "顔なし" のモデルになった人なんだとか(笑)。

         冒頭からカット割り、絵のクオリティ、人物の動き等そ〜と〜気合の入ってるのが分かる! おお〜それならこっちも本腰入れて観てやろうじゃん! みたくなった。

          ジブリで両御大以外の作品ではオレ「耳をすませば」がダントツに好きだったのだけれど、本作はタイプは違うけど凄い良かったですよ。

          大まかなプロットは、何がしかの問題を抱えた少女が田舎に行って、不思議な経験を通して大人になる……って宮崎モノによくある感じなんだけど、なによりの違いは、イマジネーション先行でシナリオが破綻しがちな宮崎作品と違い、最後まで完成されたシナリオであったということ。

         外国の原作らしいですが、北海道の話に違和感なく溶け込んでいました。昔キンダーブックを夢中になって読んでいた幼い頃を思い出す。

         んでも最後のオチは子供よりも大人の方が、ある程度人生の辛苦を舐めてきた人の方が泣けるのではないかと思った。私はバッチリ泣けましたが何か。



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